2007年 10月 19日
交差点 |
とある街角。
お散歩するお仕事をしてて、
すたすた歩く人の後ろをすたすたとついてゆく。
彼女とあたしとの間にはほどよい距離が必要で、
近づきすぎても遠すぎても関係が保てない。
交差点。横断歩道。赤信号。
彼女の一歩斜め右うしろに立ったあたしは、
ふと右に振り向かなければいけない衝動にかられる。
どうしようもない力、無意識に、でも意識的に振り向く。
そこには今ごろ生活をともにしていたであろう人がいた。
大好きな人に偶然あってしまったような、ものすごいどきどきが
突き上げる。
出会ったころは青系に身をつつんでいたはずのその人は、
赤系のふわりと華やかな装いでなんとも綺麗だった。
他人から急に家族になりえたはずのその人との距離は、
たった5歩くらい後ろにいるだけなのに、遠く遠く感じる。
気づいて欲しいような気づいて欲しくないような、
思わず目を背けてしまう。
一瞬のうちに過去の想いが駆け巡り、
一瞬のうちに青信号からお散歩が再開されて、
彼女を目で追うことすら叶わない。
一対一の関係を気付けないままに他人になってしまったけれど、
あたしは彼女との出会いをこっそりとかみ締める。
お散歩するお仕事をしてて、
すたすた歩く人の後ろをすたすたとついてゆく。
彼女とあたしとの間にはほどよい距離が必要で、
近づきすぎても遠すぎても関係が保てない。
交差点。横断歩道。赤信号。
彼女の一歩斜め右うしろに立ったあたしは、
ふと右に振り向かなければいけない衝動にかられる。
どうしようもない力、無意識に、でも意識的に振り向く。
そこには今ごろ生活をともにしていたであろう人がいた。
大好きな人に偶然あってしまったような、ものすごいどきどきが
突き上げる。
出会ったころは青系に身をつつんでいたはずのその人は、
赤系のふわりと華やかな装いでなんとも綺麗だった。
他人から急に家族になりえたはずのその人との距離は、
たった5歩くらい後ろにいるだけなのに、遠く遠く感じる。
気づいて欲しいような気づいて欲しくないような、
思わず目を背けてしまう。
一瞬のうちに過去の想いが駆け巡り、
一瞬のうちに青信号からお散歩が再開されて、
彼女を目で追うことすら叶わない。
一対一の関係を気付けないままに他人になってしまったけれど、
あたしは彼女との出会いをこっそりとかみ締める。
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by youki-maenum
| 2007-10-19 01:25